2010年09月08日
love&joke
仕事や子育ての合間を縫っては
パソコンの前に座り
新しいキーボードのこの感触を味わいながら
意味も無く
ただひたすらに
もう出来上がってる
顧客名簿や住所録を
何回も何回も書き写していて
記号や文字の並びを変えてみたり
ただそれだけでは
バカ
みたいなので
この勢いで
ブログを書こうとするが
とたんに手が止まってしまうのだ
やはりそれとこれとでは別のようだ
書くことは呼吸と同じように
読む事と対になってて
読んでは書き、書いては読む
の繰り返し
って何かの本に書いてあった
最近読んだ本と言えば
「えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経」
と
「笑い飯全一冊 」
である
排気ガスみたいに身体に悪い本だった
ので
もっと身体にいい新鮮な活字を読もうと思い
たまには新聞でも読もうと
コンビニに買いに行ったら
週刊誌やファッション雑誌に吸い寄せられ
数冊立ち読みしたら
何だか、新聞、まっいいか
今度にするか、となり
新聞を買わずにアイスを買って帰って来てしまった
最近、ほとんど新聞読んでないんですよ
喫茶店や食堂で読むくらいでして
こないだ
新聞を読みに近くの食堂に行ったら
新聞が一つもないのだ
店内を見渡すと
おじーが新聞を独り占めしてて
テーブルにスポーツ紙を含め4紙ほど拡げ
ご飯を食べてるのね
読んで無いのを一つ借りようとしたが
おじーは自分の物のように扱ってるので
もしもこの新聞全部おじーの物だったら
どうしよう
と
読み終わるまで待つ事に
ようやく食べ終わり
おじーがトレーを持って席を立ち
返却口へと
するのだが
おじーは足が不自由で
食器が載ったトレーがガチャガチャと
今にもこぼしそうで
足下もおぼつかない
見てられず箸を置いて
「だーおじー持って行くよー」
と横からトレーを取ろうとしたら
「えーひゃー!リハビリにならん!」
と怒られた
店内の空気が固まり
僕はすみませんと座り直した
おじーはトレーと返却口を目で上下必死
席から返却口へと
綱渡りのように一歩一歩確かめながら
そろりそろりゆっくりと歩くおじー
客の箸は止まり固唾をのんで見守ってる
サーカスの綱渡りは
エンターテーメエント
でも
こっちの綱渡りは
自分の為ーエント
(少々無理がある、苦しいが、他に浮かばないので採用。)
リハビリである
おじーは
わざわざセルフサービスの店を選んで来たのだ
10歩もかからない所を2〜3分かけて
ようやく自分の席に無事帰還
杖をついて店を出る時に
僕の顔を見て笑顔で親指立てて出て行った
やるじゃんおじー
余計なお世話でした
と
頭下げて
おじーの座ってたテーブル見たら
別のおっさんが新聞をすべて独り占め
えーやっぱり店の新聞だったんだ
こんちくしょー
今日も朝から余計なお世話散歩



先週先々週と久々の台風で
天気悪かったり
少し涼しい日もありましたが
まだまだ暑い
おーい9月さんよー
もう少し夏のボリュームを絞ってくれないか
早く秋服が着たいんですけど
毎日毎日半ズボンにTシャツよこっちは
ボブチェリも毎日水をかぶっての散歩

暑さにはだいぶ慣れてきてるけど
涼しくなるともっと遊んでやれるのにな
ボブチェリも日陰を求め

ダラダラ歩いていたら

向こうから
車いすのおじさんがやって来た
すれ違い様に
ボブがガウガウと吠えた
このおじさんはたぶん近所に住んでるんだろうけど
週に2、3回
公園や道ばたで会うけれど
毎回ボブは吠えるのだ

そしておじさんに吠えてるボブに向かって
チェリは吠える

僕は慌ててボブチェリの首根っこを捕まえ止めさせるのだけど
周りで見てる人苦笑い
人間の命を救った犬の話を聞くと
とても心が温まる
犬が幼い子供の命を奪った話を聞くと
とても悲しい
うちの犬は車いすの人や盲導犬にも吠える
ボブがどんな気持ちで吠えてるのか僕には分からない
遊ぼーぜと言ってるかもしんないし
オレにも乗せてくれよと言ってるかもしんないし
実際の所は分からない
ダメ!
と躾けようとするが効かないのである
この事も前から書こうと思っていたけれど
何か危険だな
と何回か書いて諦めた
社会的弱者?って言うんですか?
もうその時点でアウト?
身体の不自由な人の事を冗談まじりで
もちろんバカにした気持ちはないですけども
書けば
向こうも傷つくしこっちも大けがするおそれがある
気がする
新聞独り占め綱渡りリハビリ親指笑顔おじー
の時だってそうだったけど
相手の事をよく考えてみても
分からない事だってある
が、経験すれば少しは分かる
勇気を持ってその車いすのおじさんに声をかける事が出来たら
「いつもボブが吠えてごめんね」と言えたらなと思うし
想像力をもっと働かせる事が出来れば
もう少しは冗談まじりでも書けそうな気がする

この世の中が経済や政治を中心に回っているのなら
その中心から最も離れた場所にいる僕は
いくら興味が無いと背を向けても
お金という数字や
選挙カーが「よろしくおねがいします!」と
大音量で寝ている娘を起こしてしまう
なんだかんだ僕の生活にも影響はある訳で
この時代を引っ張って先頭を走っているのが
科学者やお偉い先生方達だとすれば
最後尾をゆっくりと走っている僕と
ボブとチェリは
キャッキャキャッキャと
愛のある冗談を言って
ふざけていたい
もっと冗談が言えたらな
もっと想像力が膨らめばいいのにな

娘はよく笑う
おぎゃーと産まれて
10分後にはケラケラ笑ってた
ミルクを飲みながらも
お風呂に入ってる時も
おむつを替えた後も
人の顔を見ては
声を出して笑う
機嫌が悪くても
僕が変なダンスを踊れば
大喜びで笑うのね
となりで妻が馬鹿じゃないの気持ち悪い
と呆れ顔
今までアンタにもそうしてきたじゃないか
似てないモノマネも
ヘンテコリンなダンスも
アンタに喜んでもらうためにしてきたのにさ
アンターテーメエント
(さっきのより少しマシなので採用。)
だよ
なんちって
子供が出来たらそうなの
ねえ?
そうなの
そおいうものなの女の人って
ねえねえねえ

僕は世間知らずだ
世間も僕知らずだ
せめて
新聞くらいは読もうかな



Posted by necohair at 23:47│Comments(2)
この記事へのコメント
世間も僕知らずだ
になんかハッとした。
目からうろこw
これからは
世間知らずだな~って人に言う前に
その人の事をオレは知ってるのか?
って思っちゃうことにしますね。
になんかハッとした。
目からうろこw
これからは
世間知らずだな~って人に言う前に
その人の事をオレは知ってるのか?
って思っちゃうことにしますね。
Posted by ラガマフィン at 2010年09月10日 09:27
ラガマフィンさん
コメントありがとうございます
なんかすみません
生意気な事言ってすみません
わさびは元気でしょうか
ブヒッとお伝えください ヨナ
コメントありがとうございます
なんかすみません
生意気な事言ってすみません
わさびは元気でしょうか
ブヒッとお伝えください ヨナ
Posted by necohair
at 2010年09月11日 01:20
